7月10日に投票が行われた参議院選挙で、一部地域では過疎化などの影響で投票所の数が減っているところもあるという(NHK)。
こうした投票に関する環境悪化が進んでいる関係から、総務省の投票環境の向上方策等に関する研究会では、高齢者の投票環境の向上についての議論がおこなわれていた。2017年には郵便等投票制度の活用が議論されたほか、期日前投票の活用や、投票所への移動支援の実施なども議論された。また日本国外の在留者向けにマイナンバーカードによる本人認証を前提としたネット投票を容認する議論もされている。
一方で立会人無しの選挙を認めた際の公正性確保や、システムの規模とその安定稼働の確保の問題に関しては、先の研究会では結論が出ていないようだ(投票環境の向上方策等に関する研究会報告の公表)。
pongchang 曰く、
しかし、国内においては「カツアゲしたスマホとマイナカードによるなりすまし」や「缶詰で任意性の無い投票の強要」の疑念が拭えないという観点からネット投票が否定的に論じられている。また先日のKDDIなどの携帯電話のシャットダウンをどうするかと言う答えが無い。ネット投票や電子投票は望まれても歩みは遅々としている。
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Source: スラッシュドット