読売新聞社は 8 日、読売新聞オンラインの会員情報を管理するシステムへの不正アクセスによる個人情報流出を報告し、謝罪した
(不正アクセスによる個人情報流出に関するおわびとご報告)。
不正アクセスは当初 7 月 2 日 ~ 4 日に確認され、4 日には一部会員のパスワード無効化、5 日には特定した発信元の遮断といった対策を発表していた。しかし、その後の調査で 6 月 25 日 ~ 27 日にも行われていたことが判明したという。
この期間内にログインして個人情報 (登録情報) を閲覧する操作が行われた読売 ID は 7,441 件。このうち不正なログインが強く疑われるものが 2,070 件だったとのこと。個人情報には氏名・住所・電話番号・生年月日・性別・メールアドレスが含まれ、クレジットカード情報は含まれない。該当する会員には個別にメールで連絡を始めているほか、情報流出の可能性がある 7,441 件に含まれるかどうかについては特設ページで確認できる。情報流出の可能性があると判定された場合、電話での問い合わせが必要だ。
今回の不正アクセスでは攻撃者が何らかの方法で入手した ID とパスワードを用いてログインしているといい、会員が外部サイトと共通で使用していた ID・パスワードの組み合わせが外部サイトから流出したとみられる。同社は既に個人情報保護委員会に報告し、警視庁にも被害を申告しており、より一層のセキュリティ強化に努めていくとのことだ。
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