英情報通信庁 (Ofcom) の調査によると、スマートスピーカーはユーザーの孤独感を和らげたり、体を自由に動かせないユーザーの独立性を高めたりするのに重要な役割を果たすようだ
(プレスリリース、
調査報告書、
The Guardian の記事)。
Ofcom が今秋実施した調査は 100 人のスマートスピーカーユーザーを対象とした 3 週間のオンラインフォーラムによる調査と、フォーラム参加者の半分程度を対象としたフォーカスグループによる詳細な調査、非ユーザー 15 人にスマートスピーカーを貸し出して行う調査により構成される。参加者は英国全土の幅広い層が含まれるよう配分を決めて募集したとのこと。
スマートスピーカーを入手する際、ユーザーの多くは音声操作に対応した単なるワイヤレススピーカーとみなし、それ以上の機能にはあまり期待していなかったという。そのため、ユーザーの大半がスマートスピーカーで音楽 (86 %) や気象情報 (82 %) を聴いているが、利用期間が長くなるにつれてアラームやスケジュールリマインダー (79 %)、オンラインでの情報検索 (73 %) といった追加機能を使用する人が増えていく。スマートデバイスのコントロールハブ (34 %) として使用する人は少ないが、体を自由に動かせない人にとって機器を自由に操作できるメリットは大きい。
また、スマートスピーカーの音声操作機能を単なる道具や召使いのように考える人もいる一方、多くのユーザーは人物として扱い、孤独を和らげる役にも立っているようだ。そのため、会話するようにコマンドを発し、「お願い (please)」や「ありがとう (thank you)」を付け加えるほか、間違った応答を面白がったり、その意図を読み取ったりしようともする。スマートスピーカーに丁寧な言葉づかいで話しかけるのは、習慣によるものや、子供の手本になるためとのことだ。
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Source: スラッシュドット