米連邦航空局 (FAA) は 6 日、米航空会社が運航、または米国を飛行するボーイング 737 MAX 9 の一部を対象とした緊急耐空性改善命令 (EAD) を発行し、対象の機体に一時的な飛行停止を命じた
(FAA の発表、
EAD 2024-02-51、
The Verge の記事、
The New York Times の記事、
アラスカ航空の発表)。
EAD はアラスカ航空 1282 便のボーイング 737 MAX 9 が 5 日、離陸後に機体の外壁の一部が脱落して穴が開いた状態になり、出発地のポートランドへ引き返して緊急着陸したことを受けたものだ。The New York Times の記事に写真が掲載されているが、窓際の座席の横の壁がなくなり、外が見えている。これを見た乗客は死ぬと思ったという。
EAD によると、脱落したのは座席の配置によって不要となったドアの開口部をふさぐ「mid cabin door plug」と呼ばれる部品だ。そのため、この部品を組み込んだ同型機が EAD の対象となり、検査および必要な処置が完了するまで飛行が禁じられる。耐空証明なしで飛行するための特別飛行許可は与圧なしのフライトに対してのみ認められるとのことだ。
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Source: スラッシュドット