headless 曰く、
空港で販売する物品に法外な価格が設定されないようにするため、米ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社 (PANYNJ) が店舗向け適正価格設定マニュアルの改訂版を公開している
(プレスリリース、
FOODBEAST の記事、
マニュアル: PDF)。PANYNJ は管理・運営する空港で販売される物品の価格を空港外での価格 + サーチャージ 10 % とするポリシーを以前から定めている。しかし、昨年 7 月にニューヨーク・ラガーディア空港で季節商品のビールが 1 杯 27 ドル以上で販売されていると話題になり、監査総監室 (OIG) が調査を行ったところ、店舗を経営する OTG が価格を誤って設定していたことが判明。OTG では 1 杯のビールに 23 ドル ~ 27 ドル (サイズによる) を支払った顧客 25 人全員に返金したという。
OTG の価格設定ミスは特別に価格を設定された高額商品に 10 % を上乗せしてしまったというもので、OIG では現行ポリシーがあまりにあいまいで、店舗側でポリシーを遵守できているかどうか判断することも難しいと判断。より明確で詳細な基準が必要との結論に達し、マニュアルが改訂された。改訂版マニュアルでは空港外 (ニューヨーク都市圏) で販売される物品が空港で販売する物品と同等であることを判断する基準が明確化されており、より低価格な飲食物の提供を飲食店に義務付けている。
空港の店舗の多くは市内の店舗と異なる価格設定をしており、中には 10 % ~ 20 % どころではない上乗せをしていることもある。市内で大幅に値引きされている電子機器などは免税店の方が高額なことも多い。スラドの皆さんは何か空港で納得のいかない価格を目にした・支払ったことがあるだろうか。
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Source: スラッシュドット