海底火山の福徳岡ノ場の影響で大量発生した軽石が沖縄県の海岸に流れ着いている問題で、これらの軽石がメルカリに多数出品されている状況であることが報じられている。NHKの記事によると出品されている軽石は、重さ200グラムのセットから、段ボールいっぱいに入った重さ1.5キロのセットといったものまで存在するそうだ。沖縄県側は安全性が確認されていないことから、現時点での販売は控えてほしいとしている(NHK、読売新聞、軽石が覆った海に潜ってみた[動画])。
読売新聞の報道によれば同県に流れ着いている軽石は、漁協などが1日約10トンを撤去しているが処理し切れていない状態にある。この影響で国頭村の辺土名漁港では養殖のグルクマ約150匹が石を飲み込んで死んだとしている。なお軽石は今後、黒潮により北上し、11月上旬に四国の太平洋側に接近。11月下旬には静岡や千葉県などに接近する可能性が指摘されている。原子力規制委員会は原子力発電所の冷却水の取水に影響しないか検討を始めたとのこと(読売新聞、日テレNEWS24)。
| 日本
| 地球
|
関連ストーリー:
沖縄に軽石が大量漂着。観光や漁船の運用に影響
2021年10月23日
福徳岡ノ場と西之島、相次いで噴火
2021年08月16日
小笠原の西之島、再び噴火
2017年04月24日
Source: スラッシュドット