沖縄県の沿岸などに大量の軽石が漂着し、漁船などの運用に支障が生じているそうだ。8月の福徳岡ノ場の噴火により出たものが流れ着いた模様。大きなものだと10cmを超えるサイズもあるようだ。テレ朝NEWSによれば、小笠原諸島から沖縄周辺まで、ずっと東風が吹くという気圧配置が続いた結果、沖縄に流れ着いた模様。重機を使うなどかき集められているが、量が多いことから処分に困る状況らしい(FNNプライムオンライン、琉球新報、テレ朝NEWS、南海日日新聞)。
白い砂浜が流れ着いた軽石により灰色になり、観光に影響が出ているほか、海に浮いた軽石の影響で船の運航にも影響が出ている。琉球新報によれば、糸満市の漁船1隻が18日、海水を吸入するろ過装置に軽石を詰まらせ、操業中止に追い込まれた。また養殖のいけすに流れ込んでおり、それを魚が飲まないか懸念している事業者も出ているようだ(琉球新報)。
| 地球
| サイエンス
|
関連ストーリー:
JX通信社、4度目の新島を形成した福徳岡ノ場の連続衛星写真を公開
2021年08月28日
福徳岡ノ場と西之島、相次いで噴火
2021年08月16日
小笠原の西之島、再び噴火
2017年04月24日
2013年の噴火により拡大した西之島近くを周回する「西之島クルーズ」
2016年03月16日
Source: スラッシュドット