欧州議会は5日、巨大IT企業などのサービスに包括的な規制を導入する「デジタルサービス法案(DSA)」と「デジタルマーケット法案(DMA)」を可決した(関連過去記事)。加盟国からなる理事会の承認を経て、今秋にも成立する見通し(時事ドットコム、日経新聞、共同通信)。
デジタルサービス法案は企業に違法コンテンツへの対応を義務付けるもの。ヘイトスピーチや海賊版の販売、ターゲティング広告も一部規制する。デジタル市場法案は、巨大プラットフォーム企業に自社のサービスをライバル企業より優遇したり、特定のサービスで収集した個人情報を別のサービスに転用することを禁じるという内容。規制により、GoogleやMetaなどの巨大IT企業の影響力に歯止めをかける狙いがあるとしている。
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Source: スラッシュドット