不動産サイトのSUUMOで、旧帝国陸軍が利用していた掩体壕の一つが売りに出されているとの情報が出ている。掩体壕は航空機などを爆撃などから守るための施設で、今回売りに出されているのはコンクリート製の頑丈なものであるようだ(SUUMO)。
該当する掩体壕の来歴や詳細に関しては、九州観光ガイドの記事が詳しい(福岡発!! 九州観光ガイド、松山市「掩体壕」について)。これによると、遺構として現在も3基の掩体壕が残っているという。そのうち1基の掩体壕が2018年5月に松山市の有形文化財に指定されたとされている。残りの二つは住宅地の中にあり、今回売りに出されているのはこちらのものであるようだ。
写真を見る限り、九州観光ガイドの記事中の掩体壕3が売り出されている現物である模様。SUUMOの情報によれば、登記上は181.88平方メートルの土地面積があり、建ぺい率は60%、容積率は200%となっている。販売価格は1500万円とのこと。場所が南吉田町であることから松山海軍航空基地に設置された掩体壕ではないかと思われる。
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Source: スラッシュドット