政府は防衛力強化の一環として、米国の長距離巡航ミサイル「トマホーク」の購入を検討していることが国内メディアで報じられている。政府は反撃能力の保有のために長射程ミサイルの取得を計画しており、このために国産の「12式地対艦誘導弾」の射程を現在の百数十キロから1000キロ以上へ延伸する計画を進めている。しかし、開発と量産に時間がかかることから早くとも配備は2026年になる見通しとなっている(産経新聞、読売新聞)。
米海軍首脳は来年までの台湾有事もあり得ると警告しているとのことで、中国が早期に台湾に武力侵攻する可能性が高まっていると見方が強まっている(時事ドットコム)。こうしたことから米国製の「トマホーク」を12式地対艦誘導弾の完成までのつなぎとして導入するのではとの見方もあるようだ。
これに合わせて政府は、長射程ミサイルを発射可能な潜水艦の保有のための「実験艦」を新造する計画であるという。読売新聞の記事によれば、年末までに改定する防衛計画の大綱に開発方針を盛り込む方針。実験艦は2024年度にも設計に着手し、数年かけて建造する計画だとしている(読売新聞)。
あるAnonymous Coward 曰く、
国産の長射程ミサイルの開発完了・配備を待たず、トマホーク購入に向けて米国政府と交渉中とのことです
少し前にあった海自潜水艦用のVLS(垂直発射システム)開発の話はこの話ともリンクしているのでしょうか?
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Source: スラッシュドット