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既知の脆弱性を含むコード、時間がなければ仕方なくデプロイする?

Checkmarx の年次アプリケーションセキュリティ報告書「Global Pulse on Application Security」によると、86% の組織が既知の脆弱性を含むコードをデプロイしたことがあるそうだ
(Checkmarx のブログ記事
BetaNews の記事)。

報告書では調査会社 Censuswide を通じて全世界 1,500 人以上の CISO や AppSec 管理者、開発者から収集したデータと、クラウドベースのアプリケーションセキュリティプラットフォーム Checkmarx One のデータをまとめたものだ。既知の脆弱性を含むコードを本番環境にデプロイする頻度に関する設問では、23% が頻繁 (Often) と回答し、45% が時々 (Sometimes)、18% がまれに (Rarely) と回答しており、合計で 86% が脆弱性を含むコードをデプロイしていることになる。なお、わからない(Not sure)という回答も 1% あり、既知の脆弱性を含むコードをデプロイしたことがない (Never) という回答は 13% となる。

既知の脆弱性を含むコードを使用する理由として AppSec 管理者とソフトウェア開発者の 40% 近くが「ビジネスや機能、セキュリティに関連した締め切りに合わせるため」といった時間不足を挙げているという。また、CISO の 3 分の 1 近くは開発者が常時ポリシーに従っているとは限らないと認識しているそうだ。

88% の組織は自ら開発したアプリケーションの脆弱性によるセキュリティ侵害を過去 12 か月間に受けており、AppSec 管理者の 41% がオープンソースソフトウェアのサプライチェーン攻撃、開発者の 40% はクラウドリソースやコード化されたインフラストラクチャ(IaC)、コンテナの誤設定をセキュリティ侵害の原因に挙げているとのことだ。

スラドの皆さんはコードに脆弱性があると知りながら使わざるを得ない場面があるだろうか。

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Source: スラッシュドット