文部科学省は1日、パスワード付きZIPファイルの添付、いわゆる「PPAP」対策の一環として、メールの添付ファイルをクラウドストレージサービスに一度移動させ、受信者がファイルをクラウドストレージからダウンロードする仕組みを導入すると発表した(文部科学省リリース、日経クロステック、ScanNetSecurity)。
来年1月4日以降のすべてのメール送受信が対象となる。移動するクラウドストレージは米Boxの「Box」を採用。日経クロステックの記事によると、NECのMCメールフィルターのBox連携機能と組み合わせ、添付ファイルをBoxへ自動で移動させるという。同省とメール送受信をする関係者は事前にBoxへ接続が可能かどうか確認するよう求めている。
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Source: スラッシュドット