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政府が温室効果ガス削減目標を46%に拡大も、小泉大臣のおぼろげ発言で炎上

トヨタが水素エンジン車の技術開発の記事でも少し触れているが、菅義偉総理は22日、温室効果ガスを2030年度までに2013年度比で46%削減するという意欲的な方針を発表した。菅総理は経産省、環境省、政府を挙げて積み重ねてきた結果として、46%を削減目標とすると話した(内閣官房内閣広報室)。

従来から上げられている26%削減の目標も達成は困難とされている中、TBSのインタビュー中に、小泉進次郎環境大臣の「おぼろげながら浮かんできたんです、46という数字が」とする発言が出ていたため、目標とされた「46%削減」という数字に科学的な根拠は無いのではないかとして炎上した(TBS NEWS朝日新聞FNNプライムオンライン)。

この問題に関して24日夜、小泉環境大臣は橋下徹氏司会の番組「NewsBAR橋下」に生出演し、梶山経済産業相と調整した上でかなり精緻な数字を積み上げた結果であると弁明している(ABEMA TIMES)。なおこの発言のTwitterでは視力検査のごとくおぼろげに浮かぶ数字のイラストがバズったりしている(アルキメ氏のツイート)。

あるAnonymous Coward 曰く、

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4252977.html
https://www.asahi.com/articles/ASP4Q7F9ZP4QULFA028.html
https://www.fnn.jp/articles/-/174189

政府はこれまで2030年度に温室効果ガスを26%削減する(13年度比)としていた案を22日に突如46%に拡大した。26%でも達成困難と言われていた数値を大幅に上澄みした科学的根拠は、報道によれば小泉環境大臣の勘であったようだ。

経済産業省の分析によれば、どれだけ積み上げても30%代後半が限界だという。一方で、小泉環境相は現実的な目標では意味がないとして「金メダルを目指そう」「結果銅メダルでも仕方ない」として、意図的に達成できない非現実的な目標を定義した模様。ただし、各国首脳が集まる気候変動サミットで目標として示してしまった以上、銅メダルでしたでは許されないだろう。

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Source: スラッシュドット