あるAnonymous Coward 曰く、
疑似科学ビジネスの批判で知られる大学教員らは16日、水道管の防錆装置とされる「NMRパイプテクター」の分解ビデオ2本を公開した。
(ビデオ1、ビデオ2)分解を行ったのは京都女子大学の小波秀雄名誉教授と、山形大学理学部の天羽優子准教授。また、Winny事件の弁護団として知られる壇俊光弁護士も立ち合ったとされる。
メーカーはNMRパイプテクターは「磁気装置、磁気活水器ではありません」としているが、このビデオによれば内部からネオジム磁石が出てきた様である。これを受けてメーカーは24日「当社製品の偽造品にご注意ください」とのコメントを出している。しかし今回分解されたものが偽造品かどうかは明言していない。
メーカーにも見分けのつかない偽造品が保証書とシリアル付きで多数流通していることを自ら発表するのは驚きだ。
今回分解されたものが本物なのか偽造品なのか結論を待ちたい。
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Source: スラッシュドット