ABEMA TIMESの記事によれば、自動車の排出ガス規制が強化された結果、銀歯の価格に影響が出ているという。自動車では排出ガス規制をクリアするため、排ガス浄化装置が組み込まれているが、この装置の材料にパラジウムが使用されているが、高騰傾向となっている。このパラジウムは歯の補修に使われる銀歯でも材料の一部としても知られている（ABEMA TIMES）。
銀歯には金、銀、パラジウムで構成される「金銀パラジウム合金」が使用される。この金銀パラジウム合金の価格は2021年4月段階で30gで9万6558円。しかし、国の保険などで規定されている公定価格は8万40円となっており、買い値より売り値が安くなる逆ざやが発生しているという。歯科医院が銀歯の材料費として回収できるのは公定価格として定められた額だけとなっていることから、銀歯を使用するほど歯科医院の赤字は増えるとしている。なお記事によると10月までは公定価格の変更はないとのこと。
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Source: スラッシュドット
