ガジェット

医療現場で複雑なUIが使われる理由を考える

精神科医師かつデザイナーをしている小林さんによると、医師向けのプレゼンでは、シンプルなものより情報が詰め込まれたスライドが好まれるらしい。なおかつ医療現場には、スライドだけではなく複雑極まりないUIが氾濫しているのだという(医師とデザイン。なぜ医療現場は複雑なUIが好まれるのか?)。

大学病院の電子カルテは大量のボタンと複雑な階層構造になっているが、医師の誰もが平然と使いこなしているそうだ。加えて医師向けの情報サイトでは、シンプルでモダンなデザインにしたところ評判が悪く、元の情報が詰めこまれたUIに戻したという噂もあるほどだという。この記事ではその理由に関して検証をおこなっている。

検証の詳細に関しては元記事を見ていただきたいが、複雑なデザインにせざるを得ない可能性として、医療の多種多様な目的に応じた機能をデザインしようとすると個々に応じた機能を作らざるを得なくなるといった理由や、医師という人種が、情報を比較して正確な診断と治療にたどり着くことが求められる職業であるが故に、情報が一望できることを好む傾向があるのではないなどの推察をおこなっている。

すべて読む

| 医療
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

できの悪いユーザーインタフェースがあると、ユーザーはその利用を諦めてしまう
2015年07月11日

アップル、「App Storeへの登録拒否理由」、上位10項目を公表
2014年09月05日

Yahoo、Flickrを全面リニューアル、1TBまで無料アップロード可能
2013年05月22日

Source: スラッシュドット