セキュリティベンダーであるLayerXが公開した2023年のWebブラウザに関するセキュリティレポートによると、企業のWebブラウザの半数以上は設定ミスをしているという。レポートではプロファイルの不適切な使用やパッチ適用ルーチンの不備などが主な設定ミスとして挙げられており、設定を誤ったWebブラウザからデータが盗まれる可能性があるとしている(2023 Browser Security Annual Report、TECH+)。
またサードパーティ製のSaaSアプリの利用やそのアプリでのIDの利用はデータ損失の第一の原因になると警告している。このほか、従来のセキュリティツールは攻撃者が侵入できる経路の半分以上を見逃しており、標的型攻撃が企業侵入の主要因になっていると分析。結果として、脆弱なパスワード、設定ミス、SaaSの脆弱性によってデジタルIDの盗難リスクが高まっており、Webブラウザのリスクのほとんどが、企業のアキレス腱となっているとしている。
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Source: スラッシュドット