ロシアではウクライナ侵略に伴う制裁措置により Intel のソフトウェアがダウンロードできなくなっていたが、現在はダウンロードが可能になったそうだ
(The Register の記事、
Neowin の記事、
CNews の記事)。
ロシアでダウンロードできなくなっていた時の状況について、CNews ではユーザー登録とログインが必要で、ロシアの IP アドレスからでは実行できなくなっていたと説明している。スクリーンショットを見た感じでは、Intelのサイトでドライバーを検索した場合、ロシアのIPアドレスで接続しているユーザーにはログインしなければ検索結果が表示されないということのようだ。
現在はロシアの IP アドレスでもダウンロードが可能になったものの、Google や Yandex といったサーチエンジンを経由するなど、直接ダウンロードページに移動する必要があるという。Intel は制裁措置について変更した点はないと述べつつ、「ダウンロードセンターやダウンロードサポートアシスタントなど、ドライバー更新に必要なリソースへのアクセスは Intel の保証責任の一部だ」などと謎めいたコメントを出しているとのこと。そのため、以前から直リンクを知っていればダウンロードできた可能性もある。
Microsoft もロシアでの更新プログラム提供を中止していたが、CNews によると今年に入って制限が緩和されているようだ。ただし、ロシアの IP アドレスに提供されるのは更新プログラムのみで、Windows 11 の ISO イメージはダウンロードできないとのことだ。
| ITセクション
| ソフトウェア
| Intel
| 政治
| Windows
| IT
|
関連ストーリー:
イラン製ドローンから米企業部品多数見つかる
2023年01月11日
アバター新作、経済制裁下のロシアでも上映
2023年01月01日
Windows 10 / 11、ロシアでダウンロードできなくなる
2022年06月23日
ロシアによる半導体自国生産は成功するか?
2022年06月01日
Google Play、ロシアで購入済み有料アプリのダウンロードやアップデートをブロック
2022年05月12日
海賊版映画の上映会にレンタルされるロシアの映画館
2022年05月05日
民生用ドローン世界シェア1位の中国DJI、ロシアとウクライナの事業停止を発表
2022年05月02日
インテル、ロシアでの事業を停止へ
2022年04月11日
ロシアが独自のTLS認証局を創設、主要ウェブブラウザベンダーの審査通過は難しいとの見方も
2022年03月15日
ロシアは海賊版ソフトを合法化する
2022年03月08日
MicrosoftやAdobeなど、ロシアで全製品の販売とサービス停止へ
2022年03月07日
Source: スラッシュドット