2022年7月にアイダホ州で発生した大型輸送ヘリ・CH-47Dチヌークの墜落事故で、事故原因が機内で落としたiPadにあった可能性が浮上しているという。事故はアイダホ州の消火活動に参加していたヘリコプターがサーモン川で水をくんでいる最中にバランスを崩し、川に墜落。この事故で操縦士と副操縦士の2名が亡くなっている(Vertical Mag、GIGAZINE)。
国家運輸安全委員会(NTSB)の調査によれば、回収されたiPadに折り曲げ跡とえぐれ跡がついていることが判明した。事故機のコックピットにはiPadが設置されており、飛行計画の表示などに使われていたという。NTSBがおこなった検証によれば、落としたiPadが機体のペダルとスライドパーツの間に挟まってしまい、操縦士がペダルを操作する際にiPadが干渉、それが原因で墜落した可能性があるという。航空機でのiPadを含む電子機器の利用に関しては、十分なリスク評価が行われていないとし、今後はコックピット内での物品の確実な固定などの対処が求められるとしている。
あるAnonymous Coward 曰く、
フロアマットも外さないといけませんね
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Source: スラッシュドット