欧州刑事警察機構 (Europol) は 17 日、同機構などの協力を受けたフランス当局がキーレスエントリー・始動の自動車を狙う窃盗団を壊滅させたと発表した
(プレスリリース、
HackRead の記事、
The Register の記事)。
壊滅作戦は Europol と欧州司法機構 (Eurojust) の協力を受け、フランスの組織犯罪対策当局と捜査当局がラトビアおよびスペインの当局と連携して 10 月 10 日に実施したものだ。これにより、容疑者 31 人を逮捕し、22 か所の拠点を捜索、犯罪組織の資産 1,098,500 ユーロ以上を押収したとのこと。
窃盗団は自動車診断ソリューションとして販売されている不正ソフトウェアを用い、フランスの自動車メーカー 2 社のキーレス車をターゲットにしていたそうだ。詳細は記載されていないが、不正ソフトウェアで車載システムのソフトウェアを置き換えることで、実際のキーフォブを使用することなくドアを開いてエンジンをかけることが可能だったとのことだ。
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Source: スラッシュドット