テキサス州のグレッグ・アボット知事は、「テキサス州は国境にいるコミュニティを助けるために、ニューヨーク&D.C.への移民のバス輸送を続ける」とし、同州滞在の不法移民をニューヨーク市やワシントンD.C.といった聖域都市に送り続けるとの発表をおこなった(Fox News)。
同知事は国境沿いの州が直面している移民問題への対策として、4月からワシントンD.C.への移民のバス輸送を開始していた。また最近では不法移民に対して寛容な政策をとっているニューヨーク市にも移民を送るようになった。これまでに7000人以上の移民をワシントンD.C.に送り込んでいるとされる。同様にアリゾナ州もワシントンDCに1000人以上の移民を送り込んでいるとされる。
この問題に対して。ワシントンD.C.とニューヨーク市側は、米国政府に支援を求めている。ワシントンD.C.のムリエル・バウザー市長は、到着した移民の輸送と受け入れを支援する目的から、150人の国家警備隊の出動を政府に要請したが、政府側は移民支援のための補助金は提供しているとしてこの要請を拒否したようだ。ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は、テキサス州のアボット知事に対して「彼は反米知事だ」などと批判を繰り返しているという。
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Source: スラッシュドット