2018年にシリアから解放されたことで知られるフリージャーナリストの安田純平氏が、外務省からパスポートの発給を拒否されたのは違法だとして、国に発給拒否処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が25日、東京地裁で下された。東京地裁は安田氏のパスポート発給拒否を、外務省の裁量権の逸脱または乱用と判断し、違法として取り消す判決を下した(日経新聞、共同通信)。
安田氏はシリアでの拘束中にパスポートを奪われており、帰国後に再発行を申請していた。しかし、外務省は解放時にトルコからの入国禁止処分を理由に発給を拒否していた。安田氏は、違法との判断を評価する一方、憲法違反などの主張は認められず「国が自由に発給を制限できてしまう法律が残ってしまった」として控訴する方針。
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2015年12月24日
Source: スラッシュドット