各メディアの報道によると、大手ゼネコンの鹿島建設の海外子会社がサイバー攻撃を受けて、取引先の情報といった機密情報が流出した可能性があるという。鹿島建設本体は28日にメディア向けにコメントを出しているようだが、今のところリリースは出していない(NHK、読売新聞、日経新聞)。
メディアの報道によれば、REvil(レビル)と呼ばれる犯罪グループにより、ダークウェブ上に取引先の収支計画書などが公開されているという。NHKによれば、大手テーマパークの運営会社との秘密保持契約書のほか、労働契約書、それにメールや取引先のリストなどが含まれているとしている。
このREvilは鹿島建設の情報を130万件盗んだと書き込んでおり、5月1日までに身代金を支払わないと売却するとの内容の犯行声明を出している模様。鹿島建設側は情報などの詳細を「当局の捜査に協力中」として明らかにしていないとのこと。
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Source: スラッシュドット