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米上院議員、マサチューセッツ州の自動車の修理する権利を無視するようメーカーに通知したNHTSAに反発

headless 曰く、

米運輸省交通安全局 (NHTSA)が自動車の修理する権利を定めたマサチューセッツ州の州法に従わないよう自動車メーカーへ通知したことについて、州選出の上院議員が反発している
(Reuters の記事)。

マサチューセッツ州では 2020 年の住民投票で、自動車を修理する権利に関する州法改正案が承認されている。改正案は修理する権利を車載診断システムに拡大するもので、2022 年式以降の自動車を州内で販売するには相互運用可能で標準化されたオープンアクセスプラットフォームの搭載が義務付けられる。NHTSA ではこれに従うと自動車をリモート操作される危険などがあると主張しているようだ。

これに対しマサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員とエド・マーキー上院議員は NHTSA に送った書状で、NHTSA の行為はマサチューセッツ州の有権者の意思や競争を促進するバイデン政権の意思に反するものだと指摘。自動車メーカーに州法を破っても問題ないとお墨付きを与えるようなものであり、大手自動車メーカーに味方しているように見えるなどと批判したとのことだ。

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Source: スラッシュドット