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米ニューオリンズのローマカトリック教会、過去数十年に性的虐待行為をした聖職者などが300人以上

headless 曰く、

The Guardian が入手した秘密文書によると、米ニューオリンズのローマカトリック教会で、教会の仕事を通じて出会った子供や弱い立場の人々に性的虐待行為をしたと告発された聖職者などが過去数十年で 300 人以上に及ぶそうだ
(The Guardian の記事)。

230 年の歴史を持つニューオリンズの大司教区では近年、性的虐待スキャンダル関連の対応に追われていたが、告発された聖職者などの数については公表してこなかった。しかし、性的虐待に関連した訴訟が繰り返されたことで、2020年には米連邦破産法第 11 条に基づく再建型破産を申立てている。The Guardian が入手したのは、この際に作成された 48 ページの文書だという。

それによると、教会が事実の可能性が高いと考える性的虐待は告発の 4 分の 1 程度にとどまり、実際に捜査機関へ通報したのは 23 人、通報までに平均で 20 年程度かかっていたという。The Guardian の調べによると、大司教は性的虐待に関する諮問委員会の勧告を繰り返し無視してきたそうだ。4月には大司教区に数万ドルを寄付し、性的虐待関連の訴訟で教会に有利な判決を出していたと報じられた連邦地裁判事は、破産の審理担当を辞任している。

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Source: スラッシュドット