日野自動車がネットでの意見をきっかけとして、林業などの事業向けに、急勾配や悪路走行性能の高い新型4輪駆動トラックを開発したそうだ(田中淳夫 Yahoo!ニュース個人、田中淳夫氏別記事)。
このトラックは2016年に書かれた吉野の杣人奮闘記というあるブログで、林業現場で使用する2トントラックが生産中止になり、当時現行で販売されている車両ではスタックして立ち往生することが判明していたという。このため、今後は木材搬出が困難になる可能性が高いとする指摘が元となった。加えてその話がSNSを通じて拡散され、話題となったことが開発を後押ししたとされる。
新型の試作車は19年末に完成
、超低速ギアによる高トルク、急勾配走行用ミッションを備え、さらに生産中止となったモデルとは異なり、現行の環境基準にも対応した日野デュトロ「吉野EDITION」を生み出したとしている。この車両の開発のきっかけとなった吉野の杣人奮闘記の記事によれば、発表会は4月10日吉野林業地で開催されたようだ。日野デュトロの公式ページには吉野EDITION単独のページは見当たらないが、吉野の杣人奮闘記の記事の下にパンフレットと見られる画像が貼られている。記事では発表会となっているので製品として販売されるとみられる。
あるAnonymous Coward 曰く、
記事を見る限り、未だ量産段階にはない模様。
https://www.hino.co.jp/dutro/index.html
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Source: スラッシュドット