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猫を飼うと統合失調症のリスクが倍になるという研究

猫を飼育することと統合失調症の発症についての研究で「猫を飼うと統合失調症のリスクが2倍になる」という結果が示されたという。こうした説は1995年に提唱されており、その原因としては、猫の寄生虫であるトキソプラズマが関連している可能性が指摘されているそうだ(Oxford AcademicGIGAZINE)。

オーストラリアの研究チームは1980年~2023年に発表された17件の研究を分析し、猫の飼育と統合失調症関連疾患のリスク増加との間に有意な相関があることを見出したという。研究チームは、共変量を調整したところ、猫と接触した人は統合失調症を発症するリスクが約2倍であることを発見したと述べている。

ただ元となった17件の研究のうち、15件は特定の病気を発症した被験者を対象にした症例対照研究で、原因と発症の因果関係を証明するものではなかったとされる。研究チームは、よりよく理解するためには、幅広い人口を対象としたより質の高い研究が必要だとしている。

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Source: スラッシュドット