気象庁は 8 日、南海トラフ地震臨時情報 (巨大地震注意) を発表した。臨時情報が発表されるのは 2019 年の運用開始以降初めて
(南海トラフ地震に関連する情報、
報道発表、
報道発表資料全文: PDF、
NHK ニュースの記事)。
臨時情報は同日 16 時 43 分ごろに日向灘を震源とするマグニチュード 7.1 の地震が発生したことを受けたもので、南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられるという。この地震は陸のプレートとフィリピン海プレートの境界で発生した逆断層型の地震で、モーメントマグニチュード 7.0 と評価されている。1904 年から 2014 年に世界で発生したモーメントマグニチュード 7.0 以上の地震 1,437 事例のうち、6 事例では同じ領域でモーメントマグニチュード 8.0 以上の地震が 7 日以内に発生したとのこと。臨時情報は特定の期間中に大規模地震が必ず発生することを知らせるものではないが、気象庁では適切な防災対応をとるよう呼び掛けている。
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Source: スラッシュドット