ガジェット

欧州の AWS、バックアップ用発電機の燃料を水素化植物油に移行開始

欧州の Amazon Web Services (AWS) では、データセンターのバックアップ用発電機を水素化植物油(HVO)燃料に移行開始したそうだ
(Amazon のニュース記事
Neowin の記事
The Register の記事)。

再生可能で生分解性があり、毒性のないHVOは使用済みの食用油などから製造可能で、そのライフサイクル全体で石油由来のディーゼル燃料と比べて排出する温室効果ガスを 90 % 削減できるという。また、他のバイオディーゼルと比べて産業機械との互換性が高く、燃料システムの改造が必要ないほか、冬季の低温下でも安定した状態を保つ。これにより、AWS は既存のバックアップ発電機のタンクに HVO を注入してこれまで通り使用することができ、気候の異なるさまざまな地域で利用できるとのこと。

AWS ではアイルランドとスウェーデンのデータセンターを手始めに HVO への移行を進めており、将来的には欧州の全データセンターで HVO に移行する計画とのことだ。

すべて読む

| ハードウェアセクション

| 地球

| ハードウェア

| クラウド

| 電力

| インターネット
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

100%ミドリムシ由来のディーゼル燃料と軽油、エンジン性能試験の結果が同等であると確認
2022年12月01日

カナダ、部分水素添加油を使用した食品の製造・販売を禁止
2018年09月22日

明治や雪印メグミルク、トランス脂肪酸問題を受けてマーガリンの成分を変更へ
2018年02月13日

マクドナルドのポテトと毛髪再生医療の関係は?
2018年02月09日

ローソン、店頭調理の廃油をバイオ燃料化して発電に利用へ
2016年02月01日

世界初、ベーコン由来の燃料で走るバイク
2014年08月15日

鶏の脂肪から作られたバイオディーゼル燃料
2010年11月09日

廃食用油車で日本一周、燃料は現地調達
2009年04月22日

コーヒーの出しがらからバイオディーゼル
2008年12月15日

植物の茎からバイオディーゼル燃料によく似た炭化水素を作り出す菌が見つかる
2008年11月10日

食用肉の脂肪からバイオディーゼルを生産する試み
2007年04月19日

廃食用油の軽油リサイクルは普及するか?
2006年09月07日

代替燃料には何が有利なの?
2006年07月17日

Source: スラッシュドット