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東大やソニー、音と電磁波で小電力を生成する技術

電力を生成する技術を二つまとめて。
東京大学の研究グループが、騒音などの音力を利用して発電する超薄型音力発電素子を開発した。この素子は、音の振動が圧電材料であるPVDFナノファイバーシートに直接伝わるため、従来の素子よりも大きな電力を生成できるという。世界最高の電力密度である8.2W/平方mを達成したとしている(東京大学リリースPC Watch)。

実際に開発したセンサーをマスクに貼り付けたところ、会話の音や周囲の音楽を電力に変換し、LEDを点灯させることが可能だった。また、温湿度センサーや無線通信の電力源としても使用できることが確認されており、今後はIoTやウェアラブルデバイスなどにおける電力供給源としての応用が期待されている。

これとは別にソニーセミコンダクタソリューションズは7日、電子機器から発生する電磁波ノイズを利用して電力を生成する環境発電用モジュールの開発を発表した。このモジュールは、家電、PC、ライト、自動販売機、エレベーター、自動車などのさまざまな機器からの電磁波ノイズを収集し、高効率で電力を生成する技術を応用して作られたという(ソニーリリースCNET)。

この小型モジュールは、さまざまな電子機器からの電磁波ノイズを収集し、数10μWから数10mWの電力を生成可能。低消費電力型のIoTセンサーや通信機器への給電や電池の充電に利用できるとしている。さらに、電磁波ノイズの収穫により、電子機器内部の状態を監視し、照明や機器の故障予知管理などに応用できるとしている。

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Source: スラッシュドット