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新500円玉に未対応の自動販売機、いまだに多い

新500円硬貨が発行されて2年が経過するが、未だに自動販売機で使えない経験をした人が多いとされる。新しい硬貨には偽造防止技術が組み込まれているが、これに自動販売機の対応が追いついていない野が原因。大分市中心部での調査では、156台の自動販売機のうち、27台しか新500円に対応しておらず、普及率は17%しかなかったとしている(TBS NEWS DIG大阪NEWS[動画])。

日本自動販売システム機械工業会によると、500円硬貨46億枚のうち新500円硬貨は9億枚程度しか出ていない。これに伴い自動販売機で使われる率も少ないので、普及が進まないのだという。飲料メーカーのサントリーによると、同社の扱う自販機で新500円硬貨に完全に対応しているものは、全国にある約36万台のうち30%にすぎないという。

また、自動販売機の仕様を新500円硬貨に対応させる費用がかかることも問題となっている。半導体が不足して部品自体が高額化しているという。TBS NEWS DIGの記事では1台あたりの費用は数万円が見込まれることも普及を妨げているとしている。新旧500円硬貨の完全な入れ替わりに関して、財務省の担当者は毎年の発行枚数から推測すると、20年程度かかると見ているという。

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Source: スラッシュドット