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国際がん研究機関、アスパルテームの発がん性評価は 4 段階中 3 番目

headless 曰く、

世界保健機関 (WHO) の国際がん研究機関 (IARC) と食糧農業機関 (FAO) /WHO合同食品添加物専門家会議 (JECFA) は 14 日、アスパルテームの健康への影響に関する評価を発表した
(ニュースリリース)。

本件は 6 月末に Reuters がスクープしたので目新しさには欠けるが、IARC がアスパルテームを評価するのは今回が初、JECFA は 3 回目となる。IARC ではアスパルテームのヒトにおける発がん性の証拠はわずかしかないとして、がんを引き起こす確実性レベルを 4 段階の 3 番目にあたるグループ 2B に区分。JECFA ではこれまで通り 1 日の許容摂取量を体重 1 kg あたり 40 mg であることを再確認した。たとえば、体重 70 kg の成人がアスパルテームを 200 ~ 300 mg 含むダイエットソフトドリンクだけで許容摂取量を超えるには、9 ~ 14 缶以上飲む必要がある。

グループ 2B には発がんの可能性があるものの、ヒトにおける証拠はわずかであり、実験動物での証拠も不十分な物質が区分される。アスパルテームの場合はヒトにおける発がん性の証拠 (具体的には肝細胞がん) や実験動物における発がん性の証拠、がんを引き起こす可能性のある仕組みに関連した証拠がいずれもわずかしかないとのことだ。

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Source: スラッシュドット