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喉のつまりにコーラ、あまり効果はない?

headless 曰く、

コーラを飲むことで食道に詰まった食べ物の塊を飲み下しやすくなるかどうか、オランダの病院で行われた研究の成果が発表されている
(論文
プレスリリース
Ars Technica の記事)。

コーラを飲むと炭酸ガスで食道が広がって食塊による食道閉塞が解消しやすくなると信じられており、これまでにも研究の対象になっている。今回の研究はオランダの二次病院と三次病院合計 5 か所の救急科で 51 人の患者を対象に行われた。対象者は食べ物を食べた後で突然唾液を飲み込むことができなくなった患者で、骨を含む肉を飲み込んだ患者と、米麻酔科学会 (ASA) の身体状態区分でクラス IV 以上の患者は除外されている。

研究では患者をランダムに 28 人のコーラ群と 23 人の対照群に分け、コーラ群の患者には 25 ml のコーラを間隔をあけて最大 200 ml 飲ませている。対照群の患者は食塊が自発的に通るのを待ち、両群とも完全に解消しなければガイドラインに従って一定時間経過後(完全閉塞は 6 時間、部分閉塞は 24 時間)に内視鏡による食塊除去が行われた。

結果としては、内視鏡手術を行わずに食塊による食道閉塞が完全に解消した人の割合はコーラ群 (43%) が対照群 (35%) よりも高くなったものの、24 時間の経過観察後に内視鏡手術が行われた部分的な解消を含めるといずれも 61% で違いは見られなかったという。コーラを飲むことによる重大な有害事象は見られなかったが、コーラ群の患者 6 人 (21%) はコーラを飲んだ後で一時的な不快感を訴えたとのこと。

そのため、食塊による食道閉塞を解消する劇的な効果をコーラには期待できないが、重大な有害事象も見られないため、初期の治療方法として考慮に入れることはできるが、内視鏡による処置を遅らせるべきではないと結論付けられている。

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Source: スラッシュドット