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クリエイター支援サイトやダウンロード販売サイト、AI 生成作品受け入れを一時停止する動きが広がる

KAMUI 曰く、

AI 対策が不十分だとして有名絵師が pixiv で作品を非公開にするという動きがあったばかりだが、その前後からいわゆる「クリエイター支援サイト」で AI 生成による作品について「受け入れを (一時的に) 停止する」動きが出ている。

これらのサイトでは AI が特定のクリエイター (絵師) の絵柄を学習することで対象にされた絵師が不利益 (名前の無断使用や成り済まし) を被ることや、スクレイピングによる負荷増大、AI 作品を好まない利用者に AI 作品が「お勧め」されることへの不満などなど、色々な問題を抱えていたらしい。児童ポルノ的な絵柄のものを大量生産する利用者もいた様で、一部のサイトでは外部への誘導も禁止し、確認したらアカウント停止措置を取るとしている。

また、ダウンロード販売サイトの DLSite も取り扱いの一時停止を表明している。この手の販売サイトだと AI 作品で審査の遅延などの問題も起きており、今年 1 月時点で FANZA の審査 10 か月待ち (NSFW) といった話もあった。

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Source: スラッシュドット