headless 曰く、
英国民保健サービス (NHS) は 7 日、研究施設で培養したヒトの赤血球を他人に輸血する世界初の臨床試験実施を発表した
(ニュースリリース、
The Verge の記事)。この赤血球はドナーが提供した幹細胞から培養したもので、ボランティア 2 名に 5 ~ 10 ml が輸血されたという。安全性が確認されて製造が可能になれば、血液・造血器疾患の患者を救う革新的な治療が実現する。
今回の臨床試験では培養赤血球の寿命を調査しているそうだ。培養赤血球は新鮮であり、同じドナーから採取した赤血球よりも優れていることが期待される。また、輸血された培養赤血球が長持ちすれば、患者への輸血頻度を減らすことが可能となる。
今回の臨床試験は培養赤血球の実現に向けた第一歩であり、近い将来では非常に複雑な輸血を要する非常に少数の患者にのみ使われるとのことだ。
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Source: スラッシュドット