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Pythonソフトウェア財団が「EUの新法案はOSSコミュニティの健全性を危険にさらす」と警鐘

Pythonソフトウェア財団(PSF)が、EUが導入を進めているサイバーレジリエンス法案(Cyber Resilience Act1)と製造物責任法(Product Liability Act)が、オープンソースコミュニティの健全性を危険に晒す可能性があると指摘している(PSFGIGAZINE)。

あるAnonymous Coward 曰く、

問題の法案はEUのCyber​​ Resilience Act (サイバーレジリエンス法) およびProduct Liability Act (製造物責任法) で、条文の中に「製品に大幅な変更を行う人または企業を製造業者と見なす」「製造業者が他のサービスを収益化するためのソフトウェアプラットフォームを提供すること」といった項目があるため、実際にOSSを使って製品を提供した企業だけでなく、OSSの開発者やPSFのようなOSS組織にも責任が負わせられる可能性があるという。

PSFは、欧州のソフトウェア消費者のセキュリティと説明責任を高める方針自体は支持するが、過度に広範な政策が、保護しようとするユーザーを意図せず害してしまう懸念があると指摘している。

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Source: スラッシュドット