ガジェット

NASA、未確認航空現象を科学的視点から調査へ

NASAは 9 日、未確認航空現象 (UAP) を調査するための独立した研究チームを今秋初めにも立ち上げると発表した
(NASA のニュース記事
The Verge の記事
Ars Technica の記事
The Register の記事)。

研究チーム立ち上げの目的は航空機なのか自然現象なのか特定できない UAP を科学的な視点から調査することだ。研究では既存のデータと将来のデータ収集方法の特定、収集したデータをどのように用いて UAP の科学的理解につなげていくかといった点に注力するという。

UAP は国家安全保障の面でも航空の安全性の面でも興味深い現象であり、研究は NASA の目的の一つである空域の安全維持にも一致する。なお、俗に UFO とも呼ばれる UAP だが、NASA は UAP が地球外から到来したことを示す証拠はないと念を押すのも忘れていない。

NASA の研究チームは宇宙物理学者のデービッド・スパーゲル氏が率いる予定だ。国防総省 (DoD) の UAP タスクフォースやその後継となる飛行物体特定・管理同期グループ (AOIMSG) の一部ではないが、幅広い政府機関と連携していくとのことだ。

すべて読む

| サイエンスセクション

| サイエンス

| 宇宙

| NASA
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

米議会、未確認航空現象対策のための組織強化を盛り込んだ 2 本の法案
2021年09月25日

UFOは実在すると元米当局者が発言。国防総省は6月にも報告書提出へ
2021年05月24日

自衛隊機がUFOに遭遇した場合の撮影や報告の手順に関する対処方針を近く決定へ、防衛相
2020年09月11日

米海軍、UFO映像を正式に公開
2020年04月29日

UFO研究団体、米陸軍と「未来技術を共同開発する」契約を締結
2019年10月24日

未確認飛行物体の目撃報告、米海軍が「未確認航空現象」と呼び公表
2019年09月20日

米サンダース議員、大統領に当選したら「地球外生命体に関する全情報を開示する」と述べる
2019年08月15日

アメリカ海軍のUFO公認で息を吹き返すUFOコミュニティとハンターたち
2019年06月07日

Source: スラッシュドット