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Google、Windows 版 Chrome の望ましくないソフトウェア削除機能を廃止

Google は 8 日、Windows 版 Chrome が搭載する望ましくないソフトウェア (UwS) の削除機能「Chrome Cleanup Tool」の廃止を明らかにした
(Google Online Security Blog の記事
The Verge の記事
9to5Google の記事
Android Police の記事)。

スラドでは Chrome Cleanup Tool を 2017 年に新機能として紹介しているが、Google によると予期せず変更された設定の復元や UwS を削除できるようにするため、2015 年に導入されたものだという。しかし、ここ数年は UwS に関する Chrome ユーザーからの苦情の減少や、UwS を事前に防ぐ Google セーフブラウジングのような積極的なセキュリティへの移行、拡張機能へ移行する UwS を防ぐための Chrome ウェブストアでのレビュー強化、マルウェアのトレンド変化などもあり、Chrome Cleanup Tool の廃止を決めたという。

Chrome 111 では設定の「リセットとクリーンアップ > パソコンのクリーンアップ (Chrome Cleanup Tool)」が削除されており、「プライバシーとセキュリティ > 安全確認」実行時にも「パソコンのクリーンアップ」が呼び出されなくなっている。定期的なスキャンを実行するコンポーネントも削除されるとのこと。Chrome Cleanup Tool がなくてもユーザーはセーフブラウジングで保護され、セーフブラウジングのオプション (設定 > プライバシーとセキュリティ > セキュリティ) で「保護強化機能」を有効にすることも可能とのことだ。

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Source: スラッシュドット