ガジェット

Dragon 宇宙船帰還時のパラシュート展開遅れ、安全性に重大な影響はなかったとの見解

headless 曰く、

SpaceX の Dragon 宇宙船帰還カプセルは国際宇宙ステーション (ISS) からの 2 回の帰還ミッションで 4 つのメインパラシュートの 1 つが遅れて開いているが、NASA と SpaceX は 4 日の記者会見で安全性に問題はないとの見解を示した
(NASA のブログ記事
The Verge の記事
Ars Technica の記事)。

2 回のミッションは昨年 11 月に帰還したクルー輸送ミッション Crew-2 と、今年 1 月に帰還した補給ミッション CRS-24。Crew-2 の帰還は YouTubeで中継されたので降下の様子を見ることができるが、高度 1,000 m 付近でメインパラシュートを展開した時点では 3 つしか開かず、4 つ目のパラシュートが開いたのは高度 600 m 付近だった。CRS-24 でも同様の現象が確認されたという。いずれの場合も着水までに 4 つすべてのパラシュートが完全に開いており、降下速度も設計上のマージン内に収まっていたとのこと。

NASA と SpaceX はフライトデータとパラシュートのパフォーマンスモデルを再確認しており、Crew-4 打ち上げミッションと Crew-3 帰還ミッションの前に完了する見込みだという。現在のところ Crew-4 ミッションは 4 月 15 日の打ち上げ予定となっている。

すべて読む

| サイエンスセクション

| 国際宇宙ステーション

| サイエンス

| 宇宙

| NASA
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

Falcon 9ロケット第1段の繰り返し使用回数が2桁に到達
2021年05月12日

国際宇宙ステーションで誤警報
2021年03月31日

SpaceXによる初の民間人の宇宙旅行ミッションが年内にも実施へ、乗員2名は公募(米国限定)
2021年02月03日

Crew Dragonによる初の本格的ISSクルー輸送ミッション、打ち上げ成功
2020年11月17日

Crew Dragon、無事に地球へ帰還
2020年08月03日

SpaceX、Falcon 9ロケットのフェアリングを2つともキャッチ成功
2020年07月23日

Source: スラッシュドット