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Canon USA、インク切れのオールインワンプリンターでスキャン機能を使えなくしたとして訴えられる

キヤノンのオールインワンプリンターで 1 色でもインク切れになるとスキャン機能やファクス送信機能が使用できないのは不当だとして、ユーザーが米ニューヨーク東部地区連邦地裁に Canon USA を提訴した (訴状Neowin の記事Bleeping Computer の記事)。

訴状ではオールインワンプリンターでインク切れになるとスキャンやファクス送信が機能しなくなるのは設計上の欠陥であり、Canon USA はそれを隠して多機能を宣伝し、不正に利益を上げているなどと主張する。

訴訟を提起したユーザーが所有しているのは印刷・コピー・スキャンの 3 機能を利用可能な PIXMA MG2522 だが、印刷・コピー・スキャン・ファクスの 4 機能を利用可能なモデルのユーザーも含むクラスアクション訴訟を目指す。訴状ではクラスアクション訴訟としての認定のほか、被告が不正行為を行ったことの認定、陪審による損害額の評決などを求めている。

個人的にオールインワンプリンターはHP製しか使ったことがなく、インク切れの状態で印刷も実行可能なモデルばかりだった。キヤノンの製品はすべて同様なのだろうか。他メーカー製はどうだろう。

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Source: スラッシュドット