ガジェット

Appleのサードパーティ修理プログラムはまともに機能していない

Appleが修理業者向けに部品の販売などをしている「サードパーティー修理プログラム」に対し、参加した企業などから「まともに機能していない」とする批判が出ているという。同プログラムはスラドでも幾度か話題に取り上げている「修理する権利」の影響を受けて開始したものだが、業者が修理プログラムに参加できるようになるまで、案内では平均8週間とされているのに、実際には最大で6か月も待たされることもあるという(The GuardianGIGAZINE)。

このほかにも、実際に修理を始めると、商売としてApple独自の修理サービスに対抗するのは「難しい」としている。具体的な理由としては、部品調達の遅さがある。修理業者は部品を事前に仕入れておくことで手早い修理を可能にしているが、ある修理業者によると、Appleは2022年6月以降に提出された約80件の部品調達申請を処理していないという。このため修理業者は、手早い修理の実施が現実的でなくなってしまったとしている。部品の調達費用も高額であるうえ、専門の窓口もないなどサポートの不透明さに関しても不満を漏らしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

Appleはやる気ゼロのようだ

すべて読む

| アップルセクション

| ビジネス

| アップル
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

Apple、3 月から保証対象外のバッテリー交換料金を世界各国で値上げ
2023年01月07日

米ニューヨーク州の「修理する権利」法案、難しい妥協の末に成立
2023年01月02日

Apple のセルフサービス修理プログラム、Mac デスクトップに対応
2022年12月28日

6月に可決した米ニューヨーク州の修理する権利法案、ようやく州知事に届く
2022年12月23日

Appleのセルフサービス修理プログラム、欧州でも開始
2022年12月11日

米連邦地裁、バタフライキーボードの不具合を巡るクラスアクション訴訟でAppleと購入者の和解案を事前承認
2022年12月04日

米連邦取引委員会、家電製品の修理マニュアル提供をメーカーに義務付けるかどうかなどについて意見募集
2022年10月25日

Source: スラッシュドット