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2022 年第 1 四半期の PC 出荷台数、Chromebook 需要減の影響を強く受ける

headless 曰く、

PC 出荷台数は COVID-19 パンデミックによる需要増による増加が 2 年近く続いていたが、IDC の推計によれば 2022 年第 1 四半期は減少に転じたそうだ
(プレスリリース)。

IDC の推計値では 2020 年第 2 四半期から 7 四半期連続で PC出 荷台数が増加しており、2021 年第 2 四半期までは 2 桁成長が続いていた。2021 年第 3 四半期は 3.9 % 増、2021 年第 4 四半期は 1.0 % 増と伸びが大幅に鈍っていたが、2022 年第 1 四半期は 5.1 % 減 (430 万台減) の 8,050 万台となった。なお、IDC のプレスリリースの表は 1,000 台単位と記載されているが、実際には 100 万台単位だ。

ベンダー別にみると、1 位の Lenovo (-9.2 %)と 2 位の HP (-17.8 %)、5 位タイの Acer (-5.9 %) が減少する一方、3 位の Dell (+6.1 %) と 4 位の Apple (+4.3 %)、5 位タイの ASUS (+17.7 %) は増加した。減少した HP と Lenovo、Acer は 2021 年の Chromebook 出荷台数トップ 3 であり、シェアが大きいほど減少幅も大きくなっている。ただし、増加した Dell も 2021 年の Chromebook 出荷台数では 4 位だ。

Gartner の推計値では 2021 年第 4 四半期の段階で減少 (-5.0%) に転じていたが、2022 年第 1 四半期は 7.3 % 減 (610 万台減) の 7,749 万台となり、さらに減少幅が大きくなっている。トップ 6 ベンダーの傾向は IDC と似通っており、1 位の Lenovo (-12.6 %) と 2 位の HP (-17.8 %)、6 位の Acer (-5.5 %) が減少し、3 位の Dell (+5.0)と 4 位の Apple (+8.6 %)、5 位の ASUS (+20.6%) が増加している。

Gartner によれば第 1 四半期の減少は Chromebook の減少による影響が大きく、Chromebook を除いた全世界の PC 市場は 3.3 % 成長しているとのことだ。

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Source: スラッシュドット