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野村HD、三菱UFJ証券、みずほFGが数百から数千億規模の損害。アルケゴスショックで世界的騒動に

アルケゴス・キャピタル・マネジメントという運用会社が破綻したことで、野村ホールディングスや三菱UFJ証券ホールディングス、さらに新たな報道ではみずほフィナンシャルグループでも多額の損失を出す可能性が高まっている。損失額は野村ホールディングスが約20億ドル(約2200億円)、三菱UFJ証券ホールディングスが3億ドル(約330億円)、みずほFGに関しては日本円換算で100億円規模の損失が出るのではと報じられている(Bloomberg東洋経済Reuters東洋経済その2Yahoo!ニュース日経新聞Bloombergその2)。

アルケゴス・キャピタル・マネジメントは、ビル・フアン氏によるファミリーオフィスと呼ばれる運用資金会社。同社はビル・フアン氏の50億から100億ドル以上とも言われる個人資産を用いてデリバティブ(金融派生商品)を扱っていたと報じられている。取引所外で取引されるデリバティブを扱っていたことから情報開示が行われていなかった。同社はこのデリバティブを証拠金の何倍もの取引ができる差金決済取引(CFD)という手法を使って取引していた。CFDに関しても持ち高を開示しないですむことから表面化しにくかったようだ。なおタレコミによると、ウィキペディアのトレード損失一覧記事で世界記録更新しているようだ。

あるAnonymous Coward 曰く、

まだ最終的な金額は確定してないが、ウィキペディアのトレード損失一覧記事で世界記録更新
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_trading_losses

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Source: スラッシュドット