ガジェット

訃報: 地球外知的生命体探査の先駆者、フランク・ドレイク氏

masakun 曰く、

SETI の父と呼ばれ、我々の銀河系に存在し人類とコンタクトする可能性のある地球外文明の数 N を算出するドレイク方程式を提唱したアメリカの天文学者フランク・ドレイク氏が 92 歳で亡くなった
(SETI Institute の記事
National Geographic の記事
Ars Technica の記事
石倉徹也氏のツイート)。

ドレイク氏は 1930 年米国・シカゴ生まれ。博士号取得後、設立されたばかりの国立電波天文台 (NRAO) に勤務。天文台が購入した電波望遠鏡キットの完成を契機として初の地球外知的生命体探査 (SETI) プロジェクトに着手する。このプロジェクトで地球外からの通信をとらえることはできなかったが、世界的な注目を集めることになった。これにより米科学アカデミーに開催を要請された SETI に関する会議でドレイク氏が提案したのが「ドレイクの方程式」だ。ドレイク氏は 2010 年に 80 歳で引退後も「SETI から引退することはない」として SETI の推進を続けたとのことだ。

すべて読む

| サイエンスセクション

| 宇宙
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

SETI@home、3月31日でいったん休止
2020年03月06日

アレシボ天文台、地球外生命体への新たなメッセージを作成する学生チームを募集
2018年11月21日

SETI、仮想通貨採掘ブームの影響によるGPU高騰で予算不足に
2018年02月19日

SETIの天文学者が考える、地球以外に微生物が存在する可能性のある太陽系の天体7つとは?
2017年09月28日

アレシボ天文台、またも存続の危機
2017年04月06日

SETILive、地球外知的生命体探査をクラウドソース化
2012年03月03日

SETI、寄付によりAllen Telescope Arrayの運用再開へ
2011年08月12日

ロンドンの大学院生、ドレイク方程式を用いて「彼女が出来る確率」を導き出す
2010年01月18日

SETI@homeの上位貢献者、学校のマシン5,000台でSETI@homeを動作させていたために職を失う
2009年12月05日

地球外文明の数は、銀河系で37,964個?
2008年10月21日

"ファースト・コンタクトは20年以内に"、SETI研究者が仮説を発表
2004年07月24日

火星航路は大混雑
2003年05月25日

Source: スラッシュドット