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裁判官も判決にWikipediaを参照している

マサチューセッツ工科大学の研究チームは、Wikipediaの記事が裁判所の判決に影響を与えているという研究を発表したそうだ。研究チームはアイルランド最高裁判所の判例の一部を記事として公開。公開後に実施された裁判の結果を収集、判例に『裁判官によって引用される頻度の差』があるか」や「判決に至るまでの議論にWikipediaで公開した記事の言語的特徴が反映されているか」といった点などを分析したという。その結果「Wikipediaで記事を公開した判例」は「Wikipediaで記事を公開していない判例」と比べて裁判官によって引用される頻度が高くなることが明らかになったそうだ(MIT CSAILMIT NewsGIGAZINE)。

あるAnonymous Coward 曰く、

一応Wikipedia以外のソースも参照していた模様。ただ特定の勢力にとって有利な判例をWikipediaに積極的に掲載すれば裁判の流れを誘導できるかも。

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Source: スラッシュドット