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書籍「ゲームの歴史」に当事者からツッコミ相次ぐ、講談社は「確認中」

講談社から出版された書籍「ゲームの歴史」が事実と異なる部分が余りに多いとして、本に出てくる当事者などからも問題が多いとの指摘が相次いでいるようだ。このゲームの歴史は「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」で知られる岩崎夏海氏とライターの稲田豊史氏によるもの(ITmediaBusiness Journalガジェット通信)。

同書は「ファミコン」や「ドラゴンクエスト」の誕生などに触れた第1巻、「プレイステーション」や「ファイナルファンタジー7」の誕生などに触れた第2巻、スマホゲームや「Nintendo Switch」などに触れた第3巻の計3巻で構成されている。コンピュータゲームの成り立ちを順を追って網羅的に記載したとされているが、業界人からも「内容が事実と異なる」「主張のために事実を拡大解釈している」といった指摘が相次いでいるという。

こうした問題がネット上で相次いだ結果、講談社は17日、「現在、編集部と著者で全体の確認作業を行っております。」とする告知を出す事態となっている(書籍『ゲームの歴史』全3巻(2022年11月刊)について)。

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Source: スラッシュドット