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在宅時間が増えてもテレビ視聴時間は増えず。若者のテレビ離れ進む

コロナ禍の影響で在宅時間が増えているにもかかわらず、テレビの視聴時間は減っていることが分かった(朝日新聞産経新聞時事ドットコムNHK 国民生活時間調査[2020年分はWebでは未公開])。

NHK放送文化研究所が20日に発表した国民生活時間調査によると、仕事を持つ男女の仕事時間の平均は男性で7時間52分だったそうだ。2015年調査では8時間27分だったことから35分ほど減ったという。男性で8時間を下回ったのは今回が初めてであるという。一方女性に関しては、女性5時間42分(同6時間13分)だった。

このように在宅率は増加しているにもかかわらず、平日の1日に15分以上テレビを視聴した人の割合は全世帯の平均では前回の85%から79%に減少した。年代別に見ると、10~15歳では56%で2015年の78%から22ポイント減少している。16~19歳で47%で、前回の71%から24ポイント減、20代は51%で前回69%、18ポイント減と若年層では20ポイント前後の減少傾向にある。

その上の世代でも減少する傾向にあり、30代は63%で12ポイント減、40代では68%で13ポイント減、50代83%で7ポイント減となっている。60代は前回と同じで94%、70歳以上は95%で1ポイント減ったとしている。

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Source: スラッシュドット