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修理しやすさを念頭に設計したというスマートフォン Nokia G22、単なる安い端末か?

headless 曰く、

HMD Global が修理しやすさを念頭に設計したという Android スマートフォン Nokia G22 を発表している
(プレスリリース

製品情報
The Verge の記事
Ars Technica の記事)。

Nokia G22 の修理用部品と工具は iFixit との提携により、オーストラリアと英国、EU 各国で消費者が入手可能になる。修理ガイドも iFixit のウェブサイトで提供される。セルフサービス修理プログラムは AppleGoogleSamsung などが既に実施しているが、Nokia ブランドのスマートフォンでは G22 が初となる。現在のところ iFixit のウェブサイトでは充電ポートアセンブリとディスプレイアセンブリ、バッテリー、バックカバーが修理用部品としてリストアップされており、価格はバッテリーが 24.95 ユーロ、ディスプレイが 49.95 ユーロとなっている。

The Verge の記事では HMD からの情報としてバッテリー交換が 5 分程度、ディスプレイ交換が 20 分程度と記載しているが、iFixit の修理ガイドによればバッテリー交換が 35 分 ~ 1 時間、ディスプレイ交換が 1 時間 ~ 2 時間だという。実際の作業としてはバッテリーが取り外せるようになるまでに SIM トレイ取り外し → ギターピックを使用したバックカバー取り外し → 指紋リーダーユニット取り外し → マザーボードカバー取り外し、といった作業が必要となるため、30 分はかからないにしても 5 分での交換は難しいかもしれない。

G22 のスマートフォンとしてのスペックは、6.52 インチ HD+ (720×1200ピクセル、アスペクト比 20:9) ディスプレイにトリプルリアカメラ (50MPメイン + 2MP 深度 + 2MP マクロ)、8MP のフロントカメラ、Unisoc T606 プロセッサー (2×A75 + 2×A55、1.6 GHz)、RAM 4 GB、内蔵ストレージ 64 GB または 128 GB、Android 12 など。対応ネットワークは 2G / 3G / 4G のみで、5G には対応しない。バッテリー容量は 5,050 mAh で、最大 3 日間の連続使用が可能だという。防塵・防水性能 は IP52、本体サイズは 76.19 mm × 165 mm × 8.48 mm となっている。

希望小売価格は 179 ユーロ。Ars Technica の記事では分解しやすさが防水でないことによるものであり、低価格端末としてはごく普通の修理しやすさだと指摘している。

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Source: スラッシュドット