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ロシア半導体産業の内情

mizuki_tohruさんのロシアの半導体に関するツイートが注目を集めている。同氏の25分割されたツイートの一部を拾うと、ロシアの半導体産業はほぼ軍需向けとなっており、最大の半導体企業オングストローム(Ангстрем)に関しては、売り上げの96%が軍需だったという。ただそのオングストロームに関しても、クリミア半島侵攻の件以降、設備更新と技術更新に失敗。2019年には破産して連邦国家資産管理局の監督下に置かれている状況にあるという(mizuki_tohruさんのツイート)。

ほかにもロシア国内の制度を悪用しているがゆえに存在できるパクリ企業の話や同国のファブレス企業の話などに関しても取り上げられている。同氏はウクライナでの戦争においてロシア軍の電子戦が不振となっている理由の一つとして、高性能半導体の不足があるのではと指摘している。なおこの話の参考資料となっているのはロシアの技術書”КОСМИЧЕСКАЯ ЭЛЕКТРОНИКА”という本であるそうだ。

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Source: スラッシュドット