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リーナス・トーバルズ氏がIntelのグラフィックスチームと過ごす

ラジャ・コドゥリ(Raja Koduri)氏がツイートで、リーナス・トーバルズ氏とIntelのグラフィックスドライバチームが一緒に過ごしたというツイートをしている。リーナス氏からはカーネルドライバの更新について厳しい突っ込みが入ったとコメントしている(Raja Koduri氏のツイート)。

あるAnonymous Coward 曰く、

Intelはオープンソースグラフィックスドライバのスタックに長年貢献している。最近はbinaryblobなファームウェアを巡ってカーネルとの互換性を壊す変更や (すでに修正済) 、これまで必須でなかったGuC, HuCnなどのblobを強制する動きがあるが、GPUのオープンソースサポートの面では、ユーザースペースのドライバではAMDのRADV (MESAのAMD製GPU用Vulkanドライバ) などはANV (IntelのVulkanドライバ) を参考に作られたなど周辺環境の整備、オープンな規格の策定などこれまで多大な貢献をしてくれている。これからも、クローズドな方向に向かわないよう願うばかりだ。

AMDも2014年くらいからカーネル、ユーザースペースともオープンソースドライバを用意し、またCommunityが開発できるようにしてくれている。実際MASAはAMDが用意しているオープンソースドライバではなく、Communityベースのドライバだ (ValveもSteam Deckで使用) 。

Nvidiaは最近カーネル側のドライバを一部公開したが、GSPが乗っている世代以降でしか使えず (turing以降) 、オープンソースドライバのnouveauもあるがnvidiaの署名付きfirmwareがいるため周波数の変更ができず (起動時の一番低い周波数に限定される) 。

GPUを買うときはIntelかAMDのものにしよう

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Source: スラッシュドット